※初版とやり方を変えたので、記事の内容がかなり変わっています。
対象とする環境
- MacBook Air 11-inch Mid 2011
- キーボードは JIS 配列
- Linux mint 21.3 Cinnamon
- iBus + Mozc
現在のキーコードの状態を調べる
xev
コマンドで「英数」と「かな」キーの状態を調べると、私の環境では「英数」が「131 Hangul_Hanja」、「かな」が「130 Hangul」として認識されていました。
このままだと不便(というか Mozc のキー設定時にキーを認識してもらえない)なので、キーのマッピングを変更します。
キーボードのモデルを設定する
# dpkg-reconfigure keyboard-configuration
で、ウィザード形式でキーボードのモデルを選択するユーティリティが起動します*1。
画面の順番に、
- Apple Aluminium (JIS)
- Japanese
- Japanese
- キーボード配置のデフォルト
- コンポーズキーなし
- No
を選択します。
最後まで設定すると、自動的にユーティリティが終了し設定が保存されます。
もし、そのままで反映されていない場合は再起動しましょう。
設定確認
再度 xev
で英数/かなキーを押してみましょう。
「英数」キーで「Eisu_toggle」、「かな」キーで「Hiragana」となるのが理想なんですが、うちの環境では「英数」が「Hiragana_Katakana」、「かな」が「Eisu_toggle」になりました。これでも Mozc のキー設定はできるので、気にしないことにします。
入力メソッドを「日本語 - Mozc」だけにする
「iBusの設定」を開き、「入力メソッド」の中身を「日本語 - Mozc」だけにします。
これで、Mozc 内の直接入力⇔ひらがなの切り替えだけで日本語入力のオン/オフを行うようにします*2。
Mozc のキー設定
これは以前書いた記事「US 配列キーボード + IBus + Mozc での入力切り替え設定 - 🍣すしでもどうですか」とほぼ同様ですのでこちらをご参照ください。
この記事では IME の有効化/無効化を共に Ctrl Space
に割り当てていましたが、今回は Hiragana
にIME を無効化
を、Eisu
にIME を有効化
を割り当てます。
これで、「かな」キーで日本語入力をオンに、「英数」キーで日本語入力をオフにできるようになります。
更新履歴
- 2024-01-24 初出
- 2024-02-25 大幅に方向転換した内容に書き換え
*1:Cinnamon ではなく Xfce を使っていると、キーボード設定の中で同様の設定ができたりします
*2:理由は以前書いた記事「US 配列キーボード + IBus + Mozc での入力切り替え設定 - 🍣すしでもどうですか」の冒頭をご参照ください